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2024.06.11

【招待講演】第63回日本消化器がん検診学会総会

特別企画シンポジウム”先進的手法を用いた消化器がん検診の可能性”で発表しました。

講演情報
・演題:ナノデバイスによる細胞外小胞の包括的解析と、その解析技術の消化器がん検診への展開の可能性
・演者:東京工業大学 生命理工学院  安井隆雄

第63回日本消化器がん検診学会総会について
・開催期間:2024年6月7日(金)〜 9日(日)
・開催地:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
・テーマ:革新的消化器がん検診を目指して
・概要:“がんの統計 2023”によれば、2021年にがんによる死亡者数は約38万人であり、部位別の死亡数は、男性では肺が最も多くがん死亡全体の23.9%を占め、次いで大腸(12.6%)、胃(12.2%)、膵臓(8.7%)、肝臓(7.2%)の順、女性では大腸が最も多く(15.3%)、次いで、肺(14.4%)、膵臓(12.1%)、乳房(9.3%)、胃(9.1%)の順になっています。全体では、肺についで、大腸、胃、膵臓、肝臓となっています。さらに、胆のう・胆管、食道と続きます。このように、がんによる死亡者数は消化器がんが多数を占めます。新しい治療方法も多く臨床に導入されつつありますが、進行がんでは根治することは稀です。より早い段階のがんを見つける必要があります。本会はこの消化器がんを早期発見し、早期治療につなげることを目的する学会です。第63回日本消化器がん検診学会総会のテーマは、革新的消化器がん検診を目指して、でした。特別企画シンポジウム”先進的手法を用いた消化器がん検診の可能性”では、新規技術の検診における役割と現状での成果と限界、実装化するための条件など将来の展望について各分野の演者より講演があり、その演者の一人として発表しました。