Device (Cell Press journal)に掲載

特任助教のKunanon先生によって、細胞外小胞の内部にあるmicroRNAと外部にあるmicroRNAの情報をそれぞれ解析することに成功しました。名古屋大学の馬場先生・梶山先生・横井先生、東京大学の柳田先生、北海道大学の長島先生・渡慶次先生、岡山大学の篠田先生、東北大学の田中先生、京都大学の長谷川先生との共同研究論文です。

論文概略
熱印加が可能なナノワイヤデバイス（Nanowire thermomicrofluidcs）を用い、細胞外小胞の内部にあるmicroRNAと外部にあるmicroRNAの情報をそれぞれ解析した論文です。細胞外小胞の内外にあるmicroRNAの情報を駆使することで、高確度・高精度ながん検査システムの開発が期待されます。

論文情報
Discrimination of extracellular miRNA sources for the identification of tumor-related functions based on nanowire thermofluidics
K. Chattrairat, A. Yokoi, M. Zhang, M. Iida, K. Yoshida, M. Kitagawa, A. Niwa, M. Maeki, T. Hasegawa, T. Yokoyama, Y. Tanaka, Y. Miyazaki, W. Shinoda, M. Tokeshi, K. Nagashima, T. Yanagida, H. Kajiyama, Y. Baba and T. Yasui
Device, 2, 100363 (2024), https://doi.org/10.1016/j.device.2024.100363.

Device
Cell誌の姉妹誌であるDevice誌は、画期的な基礎研究を最先端技術に変えるために必要な応用研究を網羅する月刊誌です。人々の生活に良い影響を与えるデバイスを構築するために必要な学問分野や専門知識は多岐にわたるため、Device誌では、応用物理学、コンピュータサイエンス、化学、生物学、工学など、目的主導型のアプリケーションを推進するための研究を掲載しています。