2025.10.23
【教育講座】KISTEC教育講座
令和7(2025)年度KISTEC教育講座にて安井が講師を担当しました。
講座情報
・演題:エクソソーム解析とリキッドバイオプシーへの展開
・演者:東京科学大学 安井隆雄
令和7(2025)年度KISTEC教育講座について
・開催期間:2025年10月21日(火)〜 22日(水)
・開催地:かながわサイエンスパーク内講義室(川崎市高津区坂戸3-2-1)
・教育講座テーマ:社会実装を目指すマイクロ流体デバイス~フロー合成と生体・環境計測への応用~
・概要:以下、カリキュラム編成者からのメッセージより引用しています。
マイクロフルイディクス研究が国内で本格化してから約30年。現在、この分野は「セカンドステージ」へと移行しつつあります。超微量物質の検出を可能にするLab-on-a-chip技術は、検出・計測・データ取得を一体化したシステムの構築によって、社会実装を目指す動きが加速しています。デバイス作製技術も進化し、多様化しています。従来のガラスやプラスチック基板を用いた半導体加工技術に加え、紙と印刷技術を活用した簡便なデバイス、さらには電源を搭載した3次元構造の電気化学センサチップなど、新しいアプローチが次々と生まれています。また、化学合成分野ではマイクロリアクターによるフロー合成の実用化が進んでおり、低コスト・高効率であることに加え、より精密な合成が求められるバイオ医薬や医療分野での応用が期待されています。本講座では、マイクロ流体デバイスの最新の開発動向と社会実装の進展について概説するとともに、化学合成・創薬・化学分析・ヘルスケアといった分野での注目の開発事例を詳しく紹介します。特に、サンプル導入などのデバイスとのインターフェースなどの技術との連携にも着目し、社会実装が進むマイクロ流体デバイスシステムとその関連技術について掘り下げていきます。「実用」に適したマイクロ流体デバイスとは何か?どの方向に開発を進めるべきか?本講座が、皆さんとともに未来を考える場となることを願っています。
参考URL:https://www.kistec.jp/learn/microtas/
